N-32シリーズ特長
社員証によるメール転送機能
社員証ICカードの固有ID番号と社員のメールアドレスを紐づけて登録しておけば、社員証を上部パネルの緑マーク(ICカードリーダーライター部)にタッチするだけで板面のスキャンデータがメールに添付されて届きます。登録されているアドレスにのみ転送されるので、送り先を間違える心配はありません。
メール送信後、操作パネル上に30秒のカウントダウンが表示されている間はスキャンデータが保持されていますので、別の社員証をタッチすることにより再スキャンせずにデータを送ることができます。
スキャンデータは30秒のカウントダウンが終了するか、カウントダウン中止キーを押すと削除されます。
※MIFARE Classic 1K / Classic 4K / Ultralight、FeliCa Lite-S / Lite / Standard規格に対応した社員証に限ります。
※登録できるIDは最大5,000件です。専用ソフトウェアを使って複数台に一括登録することも可能です。
※N-32シリーズは、本体内蔵メモリへの保存には対応しておりません。
※MIFAREはNXPセミコンダクターズの登録商標です。
※FeliCaはソニー株式会社の登録商標です。
LDAPサーバーと連携
LDAPサーバーは、ネットワーク利用者に関する情報(個人名や部署名、メールアドレスなど)やネットワークに接続された機器に関する情報をデータベースで一元管理する「Active Directory」などのディレクトリサービス機能を提供するサーバーです。
このLDAPサーバーによるユーザー管理が導入されているお客様であれば、ディレクトリサービス機能を使うことによってN-32にタッチされた社員証のユーザー情報とメールアドレスが紐づけられるため、N-32本体へのメールアドレス登録や更新が不要となります。
CSVファイルなどを介さずにメールアドレスの追加や削除が可能になるため、ファイル管理上の不安がなくなります。
LDAPサーバーとの連携機能をお使いいただくために
[ネットワーク設定]-[外部認証設定]でLDAPサーバーの設定を行うことにより、メールアドレスを外部認証サーバーから取得することができます。
詳しくはコピーボードの取扱説明書をご確認ください。
※最新のファームウェア(Ver.05.01以降)をお使いください。
※LDAPサーバーにアクセスする際の、認証の暗号化には対応しておりません。
便利なN-32専用ソフトウェア「メールアドレスマネージャー」
「メールアドレスマネージャー」を使えば、ネットワークに接続している複数台のN-32に対しメールアドレスの一括登録や更新、削除が可能です。
さらに最新版では、外部認証サーバーの登録・設定変更や本体設定も本ソフトウェアで行うことができます。
※Ver.1.3.0.0以降の最新版をダウンロードしてお使いください。
専用ソフトウェアの機能
- ボードにリモートでログイン
- ボードIPアドレスの自動検索・指定
- ボードリストファイルの読込・保存
- 各ボードの登録情報(IPアドレス、端末名、件数、日付)の取得
- 各ボードのステータス表示
- メールアドレス情報の更新・削除
- ユーザー管理情報の更新
- 本体設定の更新
- ヘッダーフッター設定の更新
- ログ出力
- 外部認証サーバーの登録・設定変更
※一括管理するN-32の管理者もしくはメールアドレス管理者アカウントには、共通のユーザーID/パスワードが設定されている必要があります。
専用ICカードでFTPサーバにワンタッチ転送
付属の専用ICカードにFTPサーバ上のフォルダアドレス(1カ所)を書き込んでおけば、カードリーダー部分にタッチすることで板書データが転送されます。
転送先をボタンで選択する必要がなく、ワンタッチでフォルダに保存できるので、同じ部署内でデータを共有する場合などに便利にお使いいただけます。
※オプションとして専用ICカード(5枚セット)423-499 本体価格(税込)¥7,700(税別¥7,000)の取り扱いもございます。
ネットワークプリンタ(BMLinkS対応機)印刷
本体付属プリンタからだけでなく、オフィスの複合機(BMLinkS※対応機)からネットワーク経由で板書内容をプリントアウト可能。共有プリンタのインク・紙の補充やメンテナンスの手間を削減できます。(機密印刷には非対応)
【ご注意ください】
BMLinkSに対応したプリンタの数が年々減少してきております。
弊社のコピーボードは引き続きBMLinkS機能をご使用いただけますが、BMLinkSによるネットワーク印刷をご検討におかれましては、ご導入のプリンタがBMLinkSに対応しているか否かの確認を十分に行っていただきますよう、お願い申し上げます。
※BMLinkS(Business Machine Linkage Service)とはJBMIAが提唱する、ネットワーク環境下でのオフィス機器間の接続性、データ交換性を飛躍的に向上させる「統合化したインターフェース」です。
BMLinkSを提唱するJBMIAのBMLinkSプロジェクト委員会は2021年5月末日をもって活動を終了しましたが、BMLinkS対応プリンタは継続してご利用可能です。今後の対応製品についての詳細は、各プリンタメーカーにお問い合わせください。
※使用するプリンタ情報は本体トップ画面-「ネットワーク設定」-「本体/プリンタ設定」で設定します。