宮城県栗原市立若柳中学校
UPIC設置状況
UPICとプロジェクタは授業のつど持ち運び、準備している。設置は10分の休み時間中に行う。
黒板の中央・上部に貼り付け、教室のどこからでも見やすいように設置。UPICには教科書を大きく投影し、両脇の黒板には説明やまとめを板書していく。
2年制 社会
「世界の人口分布とその推移」についての授業。
UPICのデジタルペンをマウスとして使い、教材ソフトの拡大機能やペンツールを使用する。生徒に教科書のページを開かせ、同じページを黒板に貼ったUPICに投影する。教科書を拡大し、ポイントとなる部分にデジタルペンで印をつけ、今日の学習内容を意識させる。教科書の世界地図の部分のみ拡大し、人口の多いエリアはどこかを生徒に線で囲ませる。
人口密度が高い地域・低い地域の特性を各自に答えさせる。生徒の発表を元に学習のポイントやまとめをスクリーン両脇の黒板に板書していく。また、教科書上の「地域別人口の移り変わり」を示すグラフから世界の人口が急増し始めたのはいつかを読み取り、グラフに書き入れて発表させる。
シート型UPICは見やすいように黒板の中央上部に貼り付ける
電子黒板に教科書を映して拡大・書き込みしながら板書
生徒の関心が高まり積極的に参加するようになった
授業でUPICを使用する際のポイント
その1 : 教科書を黒板に投影して顔を上げさせる
教科書のページをパソコンに取り込んでUPICに投影
説明する箇所を拡大して注目させる
手元の教科書をバラバラに見るのではなく黒板に集中
その2 : 書き込んで発表させることで関心が高まる
人口の多いエリアはどこか世界地図をペンで囲んで発表
人口が増え始めたのはいつかをグラフに書き入れる
自分の考えを書き込んで発表することにより関心が高まる
その3 : デジタルと板書の融合
教科書を投影したUPICの周りに板書していく
拡大したり動かして説明したいときはすぐに電子黒板に戻れる
教科書とまとめが一度に目に入るので分かりやすい
その4 : 受け身の授業から生徒が参加する授業へ
見ているだけでなく発表したくなる雰囲気になった
拡大や書き込みができると伝わり方が変わる
生徒が能動的に参加する授業に変わってきた
先生のコメント
これまでは学校のプロジェクタとスクリーンを活用して授業を行っていた。 デジタル教材も自作してストックしていたが、さらに効果的に授業を行うため電子黒板を探していた時に展示会でシート型UPICを見つけた。
電子黒板を使うと投影した教科書や画像を拡大したり、画面に直接書き込みができるので、生徒の視線を説明箇所に集中させることができる。特に教科書を黒板の中央に投影し、部分的に拡大して焦点化することにより、各自がバラバラのページを開いていたり、説明とは別の箇所を見てしまうことを防ぐことができるようになった。
生徒も自分の考えを直接資料に書き込んで発表できるため、授業内容により関心が向くようになり能動的に参加するようになった。恥ずかしがり屋の生徒も進んで発表したくなる雰囲気になるのはよい。
黒板の中央に教科書を投影して周りに板書をしていくと、画像による説明と言葉によるまとめを同時に視界に入れることができるので、両方を合わせて意識付けすることができる。さらにシート型UPICを使うと、デジタル教材をパソコンに戻らずにその場で操作できるので授業の流れを止めることがない。
他の電子黒板との違い
ワイヤレスで繋がるのは良い。ケーブルは1本でも少ない方がいい。
お客様情報
学校名 | 宮城県栗原市立若柳中学校 |
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