大田区立東調布第一小学校 : 算数
UPIC設置状況
UPICは普段はケースに入れて教室内に常備しておき、必要に応じて黒板に貼り付けて使用。パソコンやプロジェクタはケーブルを極力少なくするため無線で接続している。使用する機器は自作した台にまとめて収納し、いつでもすぐに使えるよう工夫している。
4年生 算数
面積の単位や対称・非対称な図形の学習でデジタル教材と電子黒板を使用。
あらかじめ紙の教材やプリントなどを配り、手元での作業を通して結果をそれぞれに想定させる。その後、前に出てきて図形を動かしたり、画面に書き込んだりしながら各自の考えを発表。できるだけ発表できる人数を増やし、想定したものがこのような結果になった、という体験を積み重ねていけるようにしている。
算数では具体物で考えることを通し頭の中で抽象化できるようになることが必要だが、デジタル教材で図形や数字を動かして見ていくと、考える際に映像のイメージが浮かんでくるという効果もある。
画面に直接書き込んで発表
デジタルペンをマウスとして使い、図形を動かして見せる
想定したものが実際にどう動くのか全員で確認
授業でUPICを使用する際のポイント
その1 : 教科書やプリントとデジタル教材の併用
教科書を読んで今日の授業内容を理解する
プリントに書き込むなど手を動かして想定していく
デジタルペンで書き込んで発表
その2 : 図形を回転させて全員で確認
上下反転させても同じ数字になるデジタル数字を探す
印刷されたデジタル数字を使い、それぞれ手元で確かめる
その場で組み合わせた数字を回転させて確認できる
その3 : 想定したものを実際に動かしてみる
ひとマスに収まるように図形を移動させる
どういう移動のさせ方があるかを発表
実際に図形を動かして確認していく
その4 : 子ども達に操作させる
発表したいという意欲がアップ
位置ずれに気づいたらその場でサッと位置合わせ
機器のケーブルにつまづかないよう、極力まとめておく
先生のコメント
電子黒板は毎日使用しているが、授業の中でずっと使う訳ではなく一日1~2時間程度。UPICは黒板に貼って画面上で操作できるので、子どもと同じところを見て授業を進められるのがメリット。
毎日使っているので子ども達も操作には慣れており、位置合わせなどの準備も交代でしてもらうようにしている。電子黒板での発表となると、子ども達が動かしたい、書き込みたいと積極的に手を上げるようになった。迷っていたり間違っているときもどんどん発表させているが、デジタルなら間違ってもすぐに消して次に進めるので子ども達には発表しやすい環境だと思われる。
付属ソフトはアイコンや色数などが絞り込まれており、目的の操作にすぐにたどり着けるシンプルさが良い。デジタルペンをただマウスとして使い、教材ソフト(dbookPRO)の機能を使うことも多い。ICT機器は詳しい教員が異動してしまうと教材も含めて使える人がいなくなることも多いので、極力標準化された一般的なアプリケーションを使い、教材の共有や授業方法の紹介ができるようにと考えている。
他の電子黒板との違い
- ソフト(Touch&Draw)のシンプルさが良い。ペンの色を変えるときなどの手順の段階が少ないのも使いやすい。
- 小学生にはただ教材を見せるよりも、参加させた方が効果的であることが多い。その点、ケーブルの無いワイヤレス型のUPICはつまづいたり引っ掛けることがなく安心。プロジェクタなどもパソコンと無線で接続し、電源も延長コード1本にまとめるよう工夫している。
お客様情報
学校名 | 大田区立東調布第一小学校 |
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