大田区立東調布第一小学校 : 理科
UPIC CoCo/Notepad設置状況
UPIC CoCoはデジタルペン用ストラップホルダーにマジックテープで貼り付け、首から下げて手ぶらで持ち歩けるようにしている。サイズが小さいので、子ども達の間を回りながら指導する時など両手を塞がずに済むので便利。UPIC Notepadはプロジェクタ台の横にマジックテープで付けておき、いつでも使えるようにしている。
4年生 理科
「もののあたたまり方」の単元で、気体のあたたまり方を実験で確認する授業。 スライド黒板の上部に投影したアニメーションで固体、液体のあたたまり方を復習。教材の操作はUPIC CoCoを使い離れたところから行う。気体がどのようにあたたまるかを想定した後、気体(空気)の動きを見るために、ビーカーを線香の煙で満たしアルコールランプで熱して観察する。実験は班に分かれてそれぞれ3回行い、観察した煙の動きをノートにまとめる。気体があたためられた時の動きをビーカーの画像に書き込んで発表する。発表にはUPIC Notepadを使用。最後に電熱器で熱した時の煙の流れを教師が実演して観察させる。
理科室に移動して授業を行うため、ICT機器は極力コンパクトにまとめている。子ども達の間を回るときには、両手は空けておくようにしている。
UPIC CoCoとストラップホルダーをマジックテープで貼り付け
首にかけておくと手ぶらで教室を回ることもできる
必要な機材一式はコンパクトにまとめている
授業でUPICを使用する際のポイント
その1 : 電子黒板が無い場所で使う
A6サイズのパッドからデジタルペンでパソコンをリモート操作
特別教室など電子黒板が無い部屋で使うと便利
子ども達から見やすい高さに投影できる
その2 : ガイドを使って操作する
画面を印刷してNotepadに挟めばガイドとして使える
教材のテンプレートを決めておくと便利
例えば英語の教材で3X3列の枠を印刷し、表示内容だけを変える使い方も
その3 : 子どもはNotepad、先生はCoCoで操作
Notepadの紙を挟める機能と大きさは子ども向き
答え方をCoCoで指導したり補足したりすることも可能
ガイドがあれば画面を見なくても書き込める
その4 : いろいろなソフトウェアと使う
スポットライトやポインタはどのソフトウェア上でも使える
マウスとして使い教材ソフトの書き込み機能を活用
アプリケーションを選ばず表示可能なポインタ
先生のコメント
子どもを指導するときは両手がフリーになることが重要なので、UPIC CoCoとデジタルペン用のストラップホルダーを100円ショップで買ったマジックテープで貼り付けられるようにし、首からかけて使っている。
パワーポイント教材のページ送りをしたり、大きなポインタを使ってテキストをなぞったり熱の伝わり方を示したりするのに使用しているが、専用ソフトに依存せず他の教材ソフトと一緒に使うことができるのが便利。
UPIC Notepadは子どもが操作するにはちょうどいい大きさだが、UPIC CoCoはパッドが小さく慣れが必要なので主に自分が使っている。ただ子どもは小さいものが好きなので、休み時間などにUPICを使ってお絵かきリレーなどをしており、慣れてくるとUPIC CoCoでも絵を描いたりできるようになっている。
パソコン教室で前方にスクリーンがあり子どもがコの字型に座っている場合など、UPIC CoCoを首から下げて手ぶらで回り指導できたのは良かった。
UPIC CoCoのEvernote転送機能(Touch&Draw使用時のみ)は授業記録に使えると思う。
他の電子黒板との違い
- 多彩な機能があると便利な反面、使い慣れていない教員にはハードルが高い面も。UPIC CoCoもNotepadも機能が絞り込まれているので分かりやすく、特にスポットライト機能などは初めて使う場合でも気軽に使えて導入しやすい。
- 専用ソフトに依存しない使い方(スポットライトやポインタ機能、ページ送りなど)が出来るので、どんな教材ソフトとでも一緒に使えるところが良い。
- UPIC Notepadのガイド用紙を挟める機能は子どもに使わせるときには便利。他にはない機能で、教材のテンプレートを作成しておくと特に使いやすい。
お客様情報
学校名 | 大田区立東調布第一小学校 |
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